【車椅子ソフトボールとは】

 北翔大学(北海道江別市)の大西昌美准教授発案による「車椅子に乗りながら軟式野球使用球やソフトボールを用いて行う新しい野球」がコンセプトの車椅子競技スポーツです。

 健常者スポーツにおいて圧倒的な競技人口を持つ野球/ソフトボールを、障がいを持つ方がプレーできる形にすることで、障がい者スポーツの裾野を広げるとともに、障がい者と健常者、男性、女性、年齢においても分け隔てなく誰もが一緒に同じフィールドで楽しむことのできるスポーツとして、普及・発展を目指しています。

【クラス分け(持ち点制度)】

 様々な障がいを持った選手にプレーの機会が与えられるよう、持ち点制度が設けられています。

 障がいに応じてクラスI(1点)からクラスIII(3点)に分けらます。

●クラスI

腹筋、背筋の機能がないもしくは弱く、座位バランスが悪い。主に損傷部位がT-7以上。

●クラスII

腹筋、背筋の機能があり、バランスが保てるが、下肢の機能および旋回動作が弱い。主に損傷部位がT-8からL-2。

●クラスIII

下肢の機能があり、旋回動作も十分にできる。主にL-3以下または下肢切断。健常者も含む。

 また、すべてのチームは出場選手の中に頚椎損傷またはそれに準ずる選手(クラスQ)を最低一人入れなければならない(0点)。

●クラスQ

頚椎損傷者。またはそれに準ずる上肢に障がいがある。
 

ゲームに参加している選手の合計持ち点が21点を超えてはならない(小数点切り捨て)。

女子選手はそれぞれの点数からマイナス1.5点とする。

クラスQ選手が不在の場合は9人で守備を行い、打順10番目は自動的にアウトになる。

クラスQ選手が不在の場合は9人の合計が19.5点以内で試合を行う。

代打または代走を入れる場合でも合計持ち点が21点を超える交代は認められない。

クラスQ選手は、バットのグリップを改良することができる(危険のない範囲に限る)。

クラスQ選手に限り、バントおよびチョップヒットが認められる。

 

日本車椅子ソフトボール協会ホームページ

公式ルール
 (日本車椅子ソフトボール協会ホームページ内)

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